╋╋・‥… ヒルクライム決定戦 …‥・╋╋ 誰でも楽しめるロードバイク

自転車ヒルクライムレース

Mt.富士ヒルクライム
ツール・ド・美ヶ原
全日本マウンテンサイクリングin乗鞍
伊吹山ヒルクライム
矢島カップ Mt.鳥海バイシクルクラシック
まえばし赤城山ヒルクライム大会
佐渡金山ヒルクライム

その他

ロードバイクについて
その他の自転車競技
 

ヒルクライム決定戦!

ロードバイクが話題になっている昨今、風と一体化できる爽快感がたまらないそうです。そんなロードバイク乗りの間で流行っているのは「ヒルクライム」。ヒルクライムとは、峠や山の上り坂を自転車で登って行く自転車競技の一つです。登りきった先に満足感が心地よく、社会人の人でもヒルクライムにチャレンジする人も増えています。また、ロードレースにチャレンジする人にも、上り坂がメインのヒルクライムで鍛える人も多いです。

日本にも最適な峠がたくさんある

長野県 乗鞍
スタート地点 : 長野県松本市安曇
距離 : 28.8km
高低差 : 1731.0m
サイクリストなら誰もが知るヒルクライムの聖地的な存在である乗鞍。高低差1731mという登りごたえは国内屈指で、登りきったあとの達成感はなにものにも代え難い。森林限界を越えたあとの景観も素晴らしく、眼下に望む雲海や山々はまさに絶景。乗鞍スカイラインは、冬期は閉鎖されてしまうものの、マイカー規制のため交通量が少なく走りやすい。審査員全員が納得した、まさにキングに相応しい峠である。夏に開催されるレースも参加希望者が殺到するほどで、このルートの人気を裏付ける。?
北海道 知床峠
スタート地点 : 北海道斜里郡斜里町ウトロ東?
距離 : 32.3km
高低差 : 751.0m
地形的に1000m級の峠が少ない北海道地域で選ばれたのは知床峠。世界遺産というネームバリューと、いつかは行ってみたい場所という憧れも強い。実際の峠は鹿が怖いくらいいるのだとか。海から一気に上り、一気に下る爽快感もたまらない。アクセスが不便で行くのに労力を要する点も、一度行ったら印象に残る峠だ。?
東北 磐梯吾妻スカイライン
スタート地点 : 福島県福島市在庭坂
距離 : 65.7km
高低差 : 1487.0m
磐梯吾妻スカイラインのちょうど中間地点に広がる浄土平は火山荒原に針葉樹の原生林が広がり、国定公園にも指定されている。距離、高低差ともに走り応えのあるルートなので、時間に余裕をもって走りたい。周回路になっているので、スターと地点に車を置いて走るにも都合がよく、上りと下りで違うルートを通れるのもいい!?
関東 丸沼“イワナ”ヒルクライム
スタート地点 : 栃木県日光市松原町
距離 : 45.8km
高低差 : 1486m
日光市外からいろは坂、中禅寺湖、戦場ヶ原、奥日光、丸沼と、途中に観光スポットが多くあるルート。そのため補給地点にはまず困らないだろう。これからのシーズン紅葉も楽しめ、高低差が大きいので紅葉の時期がとても長く、秋ならいつ行ってもどこかで楽しめる。イワナも絶品!
中部 富士山新五合目
スタート地点 : 静岡県富士市大淵
距離 : 13.1km
高低差 : 931.0m
富士山を登るには大きく3つのルートがある。今回富士山を登るルートはヒルクライムレースも開催され人気が高い。「富士山は観光客がバスから見ているので、脚をつけないんだ」との声も。?
近畿 六甲山西尾根ルート
スタート地点 : 兵庫県神戸市長田区東尻池町3丁目
距離 : 30.5km?
高低差 : 914.0m
六甲山は神戸や兵庫、大阪など関西地域の大都市からのアクセスが非常によく、思い立ったらすぐに登れる関西のサイクリストにはなくてはならないルートになっている。六甲山も、登るルートはいくつかあり、それぞれに距離や傾斜が異なる。東側のルートのほうが傾斜はキツい。頂上から見下ろせる神戸の街や海は絶景!
四国 黒尊林道
スタート地点 : 愛媛県宇和島市高串
距離 : 21.1km
高低差 : 1042.0m
林道という名前だが、現在はすべて舗装され、ロードバイクでも問題なく走行できる。美しい山並みのなかを登っていき、頂上まで登ると宇和島の海に浮かぶ島々が見え絶景である。日によっては九州まで見えるらしい。このルートのスタート地点にはスポーツ施設があり、帰りはそこの日帰り入浴が利用できるのもポイント。?
中国 大山 蒜山高原
スタート地点 : 鳥取県西伯郡伯耆町吉長
距離 : 39.0km
高低差 : 927.0m
登った経験のある審査員が絶賛した国内屈指の眺めのよさを誇るロケーションだ。距離や高低差があるため走り終わったあとの達成感も文句なく味わえる、中国地方が誇るヒルクライムコースといえるだろう。皆生トライアスロンのバイクコースでも使用されるルートでハードな練習コースとして走るサイクリストも多い。?
九州 阿蘇〜別府
スタート地点 : 熊本県阿蘇市黒川
距離 : 93.5km
高低差 : 1332.0m
阿蘇山から別府に通じるやまなみハイウェイは見通しがよく、日本とは思えないような、どこまでも続く絶景が味わえる。無料で走行でき、交通量も少ないので走りやすい。また近くには湯布院をはじめとする温泉が点在し、疲れたら温泉につかることもできる!?
大阪府 暗峠
スタート地点 : 大阪府東大阪市東豊浦町
距離 : 5.6km
高低差 : 347.0m
大阪にある生駒山を越える暗峠をご存知だろうか? この峠の悪名(?)はかなり有名で、日本全国に広まっているようだ。よっぽどの脚力とバランス感覚がないと自転車では登れないほどの超ウルトラ急傾斜。なんとかオールダンシングでのぼりきった内山監督もメーターに速度が表示されなかったとか。下る際は細心の注意を。?

ヒルクライム

ヒルクライム(hill climb)とは、登坂競技のこと。山や丘陵の上り坂に設定されたコースを走るタイムレースである。

本稿では、主にロードバイクを用いる自転車競技について記述する。

ヒルクライムの特徴

重力に逆らって上るため、筋力よりも軽量であることがものをいい、クライマーと呼ばれる小柄な選手が活躍する。また、自転車本体をはじめ、機材の軽量化が重要である。

平地のレースでは、一般的に集団走行となることが多いのに対し、上り坂では実力に応じてタイム差が大きくつく。そのため他車との接触の危険性が少なく、マイペースで走る競技としても人気がある。

日本の主な自転車ヒルクライムレース

  • Mt.富士ヒルクライム?(富士山)
  • ツール・ド・美ヶ原?(美ヶ原)
  • 全日本マウンテンサイクリングin乗鞍?(乗鞍岳)
  • 伊吹山ヒルクライム?(伊吹山)
  • Mt.鳥海バイシクルクラシック?(鳥海山)
  • 佐渡ヒルクライム?(金北山)
  • まえばし赤城山ヒルクライム大会?(赤城山)

自転車競技以外のヒルクライム

モータースポーツ、マラソン、駅伝などについても同様のレースがある。代表的なものでは、アメリカの自動車レースであるパイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライムなどがある。

クライマー

自転車競技のロードレースにおけるクライマーとは、坂を上ることを得意とするタイプの選手。グランパーなどとも呼ばれる。

特徴

このタイプには、一般的には小柄で細身の選手が多い。体重の軽さを活かし、重力に逆らいつつ走らなくてはいけない上り坂で活躍する。プロ選手ともなるとその登坂能力は桁外れであり、普通の人間なら押して上ってしまうような激坂でさえ、ロードレーサーでスイスイと上っていく。その反面、パワーの絶対量では劣るため、空気抵抗に逆らって長時間平地を高速で走り続けたり、平坦なコースのゴール前で競り合うことは苦手とする。

レースでの役割

ステージレースでは、平坦ステージやタイムトライアルでは活躍する機会がないが、身の軽さを活かして、山岳ステージで活躍する。

アシストとしては、主に山岳ステージの上りで、一定ペースで集団を牽引することでレースにリズムを作り出し、総合優勝を狙うエース選手を引き上げたり、他チームの有力選手に揺さぶりをかけるという重要な役目を務める(例:2006年ブエルタ・ア・エスパーニャにおけるアスタナ・チームのアンドレイ・カシェチキン、2007年ジロ・デ・イタリアにおけるサウニエルデュバルのレオナルド・ピエポリなど)。

グランツールでもエースとなるような有力クライマーは山岳賞を狙うほか、複数の厳しい上りが設定された山岳ステージでは選手の登坂力が如実に反映され、大きなタイム差がつくことが多いため、そこで勝負を仕掛けて他の選手達を大きく引き離し、タイムトライアルでの不利をカバーすることで総合優勝も獲得しにいく(ツール・ド・フランスなら1998年のマルコ・パンターニや2008年のカルロス・サストレが、ジロ・デ・イタリアなら2001年と2003年のジルベルト・シモーニ、あるいは2004年のダミアーノ・クネゴがその成功例)。

世界選手権やクラシックレースをはじめとしたワンデイレースは、ステージレースに比べて高速でレースが推移し、かつ総距離に占める坂の割合が低いレースが多いため、パワーに劣るクライマーが活躍できる場面は少ないが、多数の長い上り坂が設定されたジロ・ディ・ロンバルディアやヒルクライムレースではエースとして活躍する。

代表的な選手

現役選手

  • フランク・シュレク(ルクセンブルク)
  • アンディ・シュレク(ルクセンブルク)
  • ジルベルト・シモーニ(イタリア)-ジロ・デ・イタリア総合優勝(2001,2003)
  • ダミアーノ・クネゴ(イタリア)-ジロ・デ・イタリア総合優勝(2004)
  • ミカエル・ラスムッセン(デンマーク)-ツール・ド・フランス山岳賞(2005,2006)
  • レオナルド・ピエポリ(イタリア)-ジロ・デ・イタリア山岳賞(2007)
  • リカルド・リッコ(イタリア)
  • カルロス・サストレ(スペイン)-ツール・ド・フランス総合優勝(2008)、ブエルタ・ア・エスパーニャ山岳賞(2000)
  • フランコ・ペッリツォッティ(イタリア)-ツール・ド・フランス山岳賞(2009)
  • ダヴィ・モンクティエ(フランス)-ブエルタ・ア・エスパーニャ山岳賞(2008,2009)

過去の選手

  • シャルリー・ゴール(ルクセンブルク) - ツール・ド・フランス総合優勝1回(1958)・山岳賞2回(1955,1956)、ジロ・デ・イタリア総合優勝2回(1956,1959)・山岳賞2回(1956,1959)
  • フェデリコ・バーモンテス(スペイン)-ジロ・デ・イタリア山岳賞1回(1956)、ツール・ド・フランス総合優勝1回(1959)、山岳賞6回(1954,1958,1959,1962-1964)、ブエルタ・ア・エスパーニャ山岳賞2回(1957,1958)、史上初の全グランツール山岳賞受賞達成者
  • ルイス・オカーニャ?(スペイン) - ツール・ド・フランス総合優勝1回(1973)、ブエルタ・ア・エスパーニャ総合優勝1回(1970)・山岳賞1回(1969)
  • ルシアン・ファン・インプ(ベルギー)-ジロ・デ・イタリア山岳賞2回(1982,1983)、ツール・ド・フランス総合優勝1回(1976)、山岳賞6回(1971,1972,1975,1977,1983)
  • ペドロ・デルガド(スペイン) - ツール・ド・フランス総合優勝1回(1988)、ブエルタ・ア・エスパーニャ総合優勝2回(1985,1989)
  • ルイス・エレラ(コロンビア)-ジロ・デ・イタリア山岳賞1回(1989)、ツール・ド・フランス山岳賞2回(1985,1987)、ブエルタ・ア・エスパーニャ総合優勝1回(1987)・山岳賞2回(1987,1991)、史上2人目の全グランツール山岳賞受賞達成者
  • クラウディオ・キアプッチ(イタリア)-ジロ・デ・イタリア山岳賞3回(1990,1992,1993)、ツール・ド・フランス山岳賞2回(1991,1992)
  • リシャール・ヴィランク(フランス)-ツール・ド・フランス山岳賞7回(1994-1997,1999,2003,2004)(史上最多)
  • マルコ・パンターニ(イタリア)-ダブルツール達成(1998)、ラルプ・デュエズ最速登坂記録保持者
  • ロベルト・エラス(スペイン)-ブエルタ・ア・エスパーニャ総合優勝3回(2000,2003,2004)

なお、ランス・アームストロング(アメリカ)、アルベルト・コンタドール(スペイン)といった選手も傑出した登坂力を持ち、かつ山岳ステージでの優勝も多く経験しているが、彼らはタイムトライアルでも顕著な実績を挙げており、クライマーではなくオールラウンダーに分類されることが多い。また、アルフレッド・ビンダ、ファウスト・コッピ、ジーノ・バルタリ(いずれもイタリア)も同様にオールラウンダーに分類されることが多い(ちなみにジーノ・バルタリは英語版ではクライマーとされている)。